ワイドパンツとクラシック
ワイドパンツの世間の抱く印象はおそらくモード、若者向け、カジュアルみたいな印象
クラシックやメンズドレスの世界には無縁のものとのイメージがあると思います
確かに、スーツの世界では仮に太くても限界がありますし、一昔前まではスキニーやスーパースリム全盛の時代、ワイドサイズなパンツなど一切出てきませんでした
ところが昨今のゆとりのあるサイズ感の流れからか、メンズドレスの世界にもワイドパンツが登場し始めています
バブル時期に流行ったダボっとしたスーツやパンツ、90年代後半頃のキレイめスタイルが流行した時に流行ったワイドパンツのスラックスの流れが今また回ってきているというところでしょうか
どちらかというとショップやブランドが提案しているというよりは、一部の洒落者たちが履きこなしているという感じ
たとえば画像で西口さんが履いてるのはヴィンテージのミリタリー(カーゴ)パンツ
M-65タイプの軍パン(ジャケットのM-65のパンツバージョン)らしく、セットアップとして着られていたアイテムなんだそう
こちらは高田さんで、パンツはハバーサックのワイドストライプパンツですね
ちなみにこちらのパンツ、欲しかったのですが在庫切れだったのと高額だったという理由から、ユニクロで同じようなものをレディースで発見し、お直しでリサイズして履いてます
BEAMSプレスの安武さんは割と普段からモード系な装いもされる方ですが、このコーディネートはクラシック寄りです
このパンツは確かレディースものだった気がします
拾い物ですがこんなコーディネートもあります
今現在のパンツのサイズ感の主流は、プリーツ入りで腰回りにゆとりがあり
かつテーパードが入ってるもの、になります
しかし、こんな風にテーパードなしのワイドなものも徐々に出てきてます
パンツのサイズにも幅が出てきています
見慣れていないのも相まって、ワイドパンツをクラシックファッションの中に取り入れるのは難易度が高いと思います
ただせっかくなので興味がある方は、まず休日コーデに取り入れてみましょう
意外とはまります
個人的にもワイドパンツはいくつか所有してますが1番のお気に入りはこれ
個別で記事を上げる予定なので詳細はそちらに譲りますが、ブラウンのワイドパンツで、コーデュロイ(コール天、鬼コール)のものになります
ドレスであればここにテーラードジャケットを合わせるイメージでしょう
最近の気分でいえば合わせるカラーはブラック
着こなし方のポイントとしてはAラインになるように構成することでしょうか
上はなるべく締めたほうがいいです
上下ともにワイドサイズ、オーバーシルエットだとどうしてもモード感、子供感が出てしまって大人な雰囲気は出ません
ちなみに裾丈はくるぶし丈が基本です
ワイド裾幅でロング裾丈にしてしまうと非常に野暮ったくなってしまいがちです
このワイドパンツ、私が思う1番の利点は手に入れやすいというところにあります
古着屋さんに行けばワイドなものってよく売ってます
世間一般的にはまだまだテーパードのノープリーツパンツが主流であるため、ワイドパンツ系は古着市場によく出回っているのです
古着の場合シルエットをいじりやすいですしね
またユニクロやGU等のファストファッション系で探すのもアリです
ワイド系はレディースでは一般的なので、レディースも見てみるのがいいと思います
高難度な着こなしですが、この方が履いてるパンツなんかはレディースでもありそうですよね
なんとなく気になったらとにかく試してみる
食わず嫌いならぬ履かず嫌いはもったいない精神で行こうと思ってます
今年の真夏はこういう真っ白なヴィンテージのパンツ(セーラーパンツ等)が欲しいところですが、なかなかなさそーだなぁ
しかも超高難度・・・・・笑
それでは、また。