似合うか似合わないか 前編
①身長低いからロングコート似合わない
②太ってるから細身の服装が似合わない
③童顔だからジャケットが似合わない
④昔から明るい色が似合わない
etc...
よく聞くやつですよね
個人的にはこういう考え方は間違ってるというか、捨てたほうがいいのではないかと思うのです。
・似合ってる、似合ってない
というより
・サイズが合ってる、合ってない
・自他共に見慣れている、見慣れていない
ってことだと思うんですよね。
具体的に
①について
トータルバランスにもよりますが、ロングコートの場合、特に着丈。
似合わないと言う人に限って、着丈がスネ下くらいの超ロング丈のまま着用しようとしてることが多いです。
そんな超ロング丈、180cmの人が着ても難しいでしょう。(上級者向けの着丈になる)
例えばこの写真。
スティレ・ラティーノの超ロング丈コート(モデル名:EGEO)なのですが、着用している方の身長は180cm。だいぶ上級者向けのコートなのがわかると思います。(個人的にはめちゃくちゃかっこいいと思うのですが、何せ価格が32万だったので検討もできませんでした笑)
つまり、175cm私がサイズ46で膝くらいの丈感のものでちょうどよくても、同じアイテムで、150cm代の方がサイズ42を着用したらスネ下くらいになってしまうような場合、もっと小さいサイズがない場合には、そもそも長すぎる作りのコートと思って諦めるか、着丈をお直しで短くした方がいい、ということです。
ここのブランドだとSだけど、こっちだとMだなぁとか、そんな話と同じです。
自分の体型には合わない型、モデル(型)のコートだった
ってだけの話で、なにもロングコート全般が似合わないということはないのではないでしょうか?
似合ってないのではなく、サイズが合っていなかっただけということです。
そんな理由で着なくなるのはもったいないと思います。ファッションの幅を狭めてしまうだけです。
ちなみにお直しに関してはそのうちまとめて記事にするつもりですが、着丈を直すくらいならそんなにしません。せいぜい数千円です。
②について
これもサイズ感の話
特に男性の場合、女性ほどファッションに気を使わない場合が多いため、サイズ感など気にしない方が多いのが事実(試着等も特にせず、太ってるからLサイズでとか、楽だから大きめでとか)
このように、BEAMSのクリエイティブディレクター中村さんも、「大きめな方ほど細身に、痩せ型の方ほどゆったりと」とおっしゃっています。(2:40〜)
大きめな方が大きなサイズを着ると、より大きく見えるし、だらしなく写る
逆に痩せ型の方が小さなサイズを着ると、より貧相に見えて、みすぼらしく写る
もちろん限度はありますが、こういう関係性をある程度頭において、普段からサイズを選ぶのがいいのだと思います。
とはいえサイズ感、難しいですよね
でも少し書いてますが、例えば少し前までは、コートも少しタイトに着用するのが主流でしたが、今は少しゆとりのあるサイズ感が主流です。
となると昔発売された中古のコートを今買う場合には、サイズ感に違いが出てくるので、いつものサイズを選ばないこともあり得るのです。(実際にマッキントッシュはマイサイズの38ではなく40を購入)
なので私の場合は46サイズを基準として、詳細なサイズは必ず確認するようにしています。自分の身体の詳細サイズはある程度把握してます。
大事なのは自分の適正サイズを知って、基準を作ること
これに尽きると思います。
後編に続く